先週、実家に帰るにあたり、京都の東寺の通称”弘法さん”と呼ばれる市に行ってきました。
この市は、毎月21日に立つのですが、早朝5時くらいから始まるそうで、
せっかくなので、京都に前泊することにしました。
早起きはしたけれど、ホテルの朝ごはんが7時から始まるのと、それがすごくおいしかったせいで、食べるのに時間がかかりました。
朝からおいしいおかずがずらっと並ぶもんだから、白ごはん、おひつごとおかわりしちゃいました。ちりめん山椒をいただくとなると、やっぱり一膳余分に必要でしょ?ごはん。
そんなこんなで、結局東寺に着いたのは朝8時ごろ。
でもまだ人出はまばらで、とりあえず、ほっ。

こちらの市は、歴史も古く、江戸時代から行われているそうですが、
もうなんでもあり。な市です。
アンティークあり、手作りのアクセサリーを売るお店もあり、たこ焼きやどて焼きなどの食べ物もあり、すっかりお祭りのような雰囲気。わくわく、楽しかったです。
魯山人風な器を
並べるお店
やっぱりガラスは
キレイですねー。
と、こういうあたりは、普通っぽいですが、野菜や漬物を売っているお店もありました。
黒枝豆やマツタケなど、人だかりが出来て人気のようでした。
境内にはところ狭しとお店が出ています。
くまなく見て回っていたら、すごい人を見つけてしまいました。
彼女のお店は、南大門から金堂に行くまでの途中に出ています。
↓ これが金堂。
磯野昭子さんといわれる、とんぼ玉作家さんのお店。
作家さんご本人がいらっしゃいます。

HPをお持ちなので、是非こちらをのぞいてみてください。→
こちら
すごいですよー。
地球を抱え込んだ
しろくまちゃん。
彼女がつけた題があり、
『ぼく好みの地球』
というそうです。
とってもいいなぁ・・・と、おもわず彼女のところで、このしろくまちゃんを含めて、2つも買ってしまいました。
その場で小さなガラスのビーズを足し、皮ひもでペンダントに仕立ててくれました。
すごくいいです。
< 追記 >
もうひとつのとんぼ玉は、これ。
レースの模様がとってもかわいいです。

これは、磯野さんのものではなく、一緒にお仕事されている”サバヲさん”といわれる方の
作られたとんぼ玉です。
「ガラスのビーズ、好きな色を選んで。」と言ってくださり、
それらを皮ひもに通して、磯野さんがペンダントにしてくれました。
何回も言ってしまいますが、ものすごくかわいいです。
< 追記以上 >
他には、妹が黒豆茶専門のお店でお茶を買ったりしたくらいで、とにかくこの弘法さんでの収穫は、
磯野昭子さんとこのとんぼ玉。これです。
11時くらいになると、かなり混み合ってきました。
東寺に来たのだから、講堂と金堂は見ていこうと思い、入場料を払ってそちらの方に入ると、
お堂の中は、市の喧騒とは違う空気が流れていました。
講堂にある、「立体曼荼羅」は一度見てみたいと思っていました。
「曼荼羅」とは、大日如来を中心とした天上界の図、仏の世界図なのですが、
一般的に、織物で織られたり、紙の上に描かれたりと、平面的に表されます。
それを3Dで表してみようと思いついたのが弘法大師で、お堂の中には、曼荼羅の配置に合わせて、たくさんの仏像が置かれています。
向かって左側の、象にまたがる帝釈天は、噂どおり男前でした。
仏さまたちではありますが、こうして造られているからには、きっとモデルになるようなお方がいらっしゃたんでしょうね。こんな涼しげでりりしいお顔、一体どんな方だったのか・・・
東寺、おもしろかったです。